自炊

一人暮らしを始めてから一年とちょっとが過ぎた。これくらい経つと、もう随分と慣れてくるものだ。

当然食料を自分で用意しないと行けないのだが、一人でどこかのお店に入るのが得意ではない ¹ ので、基本的に自炊するか、コンビニで何かを買って家で食べることが多い。コンビニで買って済ますのは月に2~3回くらいである。宅配系のサービスはまだ使ったことがない。自宅のドアの前まで誰かが来ることに抵抗があるのかもしれない。

自炊が多いと言っても、スーパーでお惣菜だけ買うことは結構ある ² し、冷凍食品はめちゃくちゃ使う ³ し、カット野菜も時短のためによく使う。とはいえ、おそらく1年の食事のうち2/3以上は自分で作ったものを食べていると思う。

雑穀米とみそ汁と後なにか、くらいの食事を1年ちょっと続けているが、最近は慣れてきたと同時にサボることも覚えたので、↓くらいのことは何も考えずにできるようになった。

1. 何か作るには足りない程度に余ってしまった肉、適当な野菜、中途半端に余った雑穀米をフライパンに放り込む。
2. オリーブオイル ⁴ を適当に回し入れ、サッと炒めた後、醤油やら胡椒やらで何となく味を整える。
3. 適当な皿に盛り付けて食べる。

レシピを見なくても冷蔵庫の材料だけを使い、調味料を測らず、味見もしなくてもそれなりに何かを作れるようになったのは、個人的に一番生活力の向上として実感していることだ。

当然、献立を先に考えてから買い物に行くことは今もやっているが、一人暮らしを始めたばかりの頃は、目的のものを作った後に余ったもので何を作るか、まで決めてから買うことが多かった。 最近は、とりあえずこれが食べたいからこれを買う。余ったやつは……、スープとかに入れたり、まぁ適当に処理しよう、くらいの気持ちで雑に買い物をするようになった。

だから最近は買い物メモを作るのもやめた。買い忘れてもどうにかなるだろうと思っているからだ。