小学1年生のとき、僕は「ふつうのひと」になりたかった。

2013年6月10日

その「ふつうのひと」が何を指していたのかは、もう忘れてしまいました。

先日母に話されて、「ああ、そんなこともあったかなぁ」程度の記憶です。

父の仕事がお友達のお父さんと同じような背広を着る仕事では無かったから、単にサラリーマンな感じのニュアンスだった気もします。
あるいは当時の僕は、クラスのお友達と比べて何か得意なことが無かったからかもしれません。
今でも運動が出来る方ではないのですが、例えばその時のクラスにはサッカーのすごく上手なKくんがいたし (彼はその後サッカーのユースチーム入った気がした)、彼がいるのに「将来はサッカー選手になりたいです」なんて言えなかったのです。
いや、別にそうでなくてもサッカー選手になりたいとは思わなかったと思いますが……。
大きくなったら何になりたいか、なんて何でみんなそんなに簡単に出てくるのか、不思議で仕方ありませんでした。というか今でも不思議に思っています。

例えば今僕はスタジオで機材を弄ったり、動画編集などもちょっとはしたりもしていますが、
それでご飯を食べていけたらいいなって自分で思ったことはないです。

……何でこういう話になったかというと、なにか迫ってきているのです。何かが。

アーアーシラナイヨー。

「将来の夢」とか、「大きくなったら何になりたいか」、と「どうやってご飯を食べるか」が、違っててもいいと思うんですけどね。
僕は何になりたいんですかね。「ふつうのひと」ってそんなに悪くないんじゃないかなぁ。

ただまぁ、僕は黒桐幹也くんにはなれそうにはないですね。