Souvenirs de Jardin

2017年6月10日

お誕生日休暇制度(個人的に決めている、誕生日の日には問答無用で有休を使用する決まり。
今年は土曜日だったので前日の9日を休みとした)で今週は三連休なのですが、
金曜日は自動車免許の更新に行ってきました。

初回なので鴻巣の免許センター(めっちゃ遠い)に行かないと行けなくて、
日曜は混むらしいので平日に…、というわけです。

バスで行ったのですが、全然人が居なくて中々新鮮でした。
特に帰りは わたし と運転手さん以外誰も乗っていなくて、 一番後ろの席から埼玉の田舎道ともう夏のようにも思える雲をぼんやりと眺めながらの一時間ほどの家路は、
わたしが久しく忘れていた、穏やかで安らかな時間でした。
こういう気持ちになるべく多くなれたら、人生はもっと幸いであるに違いないと思います。
ひとりでいるのがこんなに心安らかであるなんて。

もう一度わたしは見返さなければなりません、あの穏やかで満ち足りた日々を。

わたしももう四半世紀ほど生きたことにはなるのでしょうが、それなりに様々な方と関わる機会に恵まれて、
10年ほどの付き合いになる方、最近新しく関わるようになった方、もう疎遠になってしまった方、
様々いらっしゃいますが、今日この日に思うのは、あなたたちのことじゃなくて、ただわたしのことだけを考えたい…。

一人で生きていけるなんて、そんなことはありえないのに、どうしても考えてしまいます。
わたし以外だれもいない世界のことを。密度の薄くなった世界で、一番密度の濃い景色を見てみたい。
わたし以外だれも入れない、秘密の場所を探したい。わたしのことを知ろうとしないで。わたしを理解しようなんて、そんなことはさせません。